
こんアロ~♪アロハ保育園非公式キャラの「アロ」です。
今月もアロハの保育士が選んだ絵本を紹介するよ!

第6回は、アロハなかやま保育園のO先生です!
O先生はK-POPが大好きな、子ども達や保護者にとっても人気のある先生だよ。

アロハなかやま保育園のOです!
どうぞよろしくね~

O先生が選んでくれた絵本は、なかがわ りえこ 作 / やまわき ゆりこ 絵 の「ぐりとぐらのかいすいよく」です。
それではよろしくおねがいしま~す!

この絵本は、ぐりとぐらシリーズの中の1つです。ぐりとぐらが海水浴に来ていて、うみぼうずに出会うというお話になっています。
まず最初に、小さな瓶に入ったうみぼうずからの手紙が、波打ち際に到着するんですよ。幼心に憧れました。

これは…海に行ったら探したくなっちゃう!

海に行くと探しちゃうんですよ自分も。本当にそういうことがあったらいいなって。
その中に入ってた地図も、宝探しみたいでとっても楽しそうだなって思ったし。

「うみ」ばっかり書いてあるね!笑

「しんじゅのとうだい」とかなんだろうって思うよね。
うみぼうずが、真珠をぐりとぐらに取ってきてほしいというお願いをするんですけど、小さな動物しか入れないようなちっちゃな穴の中に何があるのかなって読んでてわくわくする。
その真珠もただキラキラした丸~い玉なので、本物はどういうものなんだろうっていう興味も沸いたりするんです。見てみたいな触ってみたいなって幼心に思ってた。
うみぼうずっていうキャラクターも、人間みたいで都市伝説の妖怪っぽくはない。うみぼうずって…?
『何だろう』がいっぱい出てくるお話だったのでとても好印象に残っていたんですよね。

本の中で説明があったりはしないんだね。

でもうみぼうずは最後はさよならバイバイって海に帰っていくんですよ。だからやっぱり普通ではないんだな、うみぼうずって何なんだろう?って思う。

想像力がかきたてられるね!
何歳くらいの頃から一人で読んでたの?

はっきりは覚えてないんですよ。幼稚園のときだったかなー?でも小学生のときには自分で字が読めるので、1人で何回も読んでました。
ちょっと長いお話なので、年中か年長ぐらいにならないと、全部の楽しさは分からないかもしれないなっていう内容だと思うんですけど。

お宝を見つけて終わりかな~と思ったら、こんどは泳ぎのエピソードが始まるもんね!

小学生の時にプールならってたんです。でもこのお話に出てくる泳ぎ方って一般的な泳ぎじゃない。クロールとか背泳ぎとかじゃなくて、犬かきだったりくらげクジラ泳ぎイルカジャンプだったり、非常に面白いなと思ってました。それをまねっこするぐりとぐらもかわいいなと思う。

実際に泳いでみたの?

泳いでないですね。笑

できなかったかー笑

結構難易度が高いのでね!
大人になったらちょっとはできたかもしれないけど。

ぐりとぐらって、シリーズがいっぱいあるよね。その中からどうしてこれを選んだの?

なんか全体的に斬新だと思って。ぐりとぐらのホットケーキの話はいわゆるTHEファンタジーみたいな話ですよね。他のシリーズももっと面白いのがあるのかもしれないんですけど、自分が海が好きなのもあるし、この話が特に印象に残っていたので選んでみました。
実家にあるのは一回捨てちゃってるんですよ。でも大人になって幼稚園教諭と保育士の免許を取って自分で何か買おうかってなったときに、最初に揃えたのはやっぱりぐりとぐらです。最初に幼稚園に勤めて、子どもたちに自分が実際に読んであげたいなと思ったのはぐりとぐらの話だったんです。

いちばん好きなシーンはどこ?

いちばん好きなのは・・・最初ですね。瓶が流れ着くところ!

すごくいいよね~。このオシャレな瓶!とうもろこしのわらが巻いてあって・・

見たことないよこんなオシャレな瓶。そして中に手紙が入ってるなんてまさか思わないから。
ここが一番楽しそうと思って。

何が入ってるのかなっていうワクワク感がすごいよね。そしてお揃いの色の浮き袋、洒落てるね~。

ぐりとぐらはひらがな読めるんだとかね。笑

ほんとだ!笑
運動神経もいいよね。泳ぎもすぐマスターしちゃう。

かっこいいネズミたち!

子どもたちに読んでいて、反応が良かったシーンとかありますか。

一番盛り上がったのは泳いでるシーン。キラキラした目で話を聞いてくれて、分かる子はケラケラ笑って反応見せてくれたりしてたかな。

泳ぎの名前とか覚えてると、プールの時盛り上がりそう!

確かに、楽しそう。
さいご、真珠がどうやって光ってるんだろう?

真珠に光を当てているのかな?

月明かりとか・・

あ~ロマンチックなやつだ!

月の光が当たって光ってるよってことなのかなって思ったんです
よ。

子どもたちへの読み聞かせで気をつけていることはある?

伝わりやすいように、ゆっくり読むようには心がけています。
せかせか読んじゃうと伝わらない。あと話とセリフでちょっと間を開けてみたりとか。落ち着いて子どもたちの耳に話が入ってきやすいようなトーンで読めたらいいかなっていうのは思ってます。

ぐりとぐらで声を使い分けてたりするの?うみぼうずの声を少し低くしたりとか…

いや、使い分けないです。これはあってるかどうか分からないんですけど、保育の学校で「絵本は声を変えない」って教わった気がします。

そうなんだね!

紙芝居は逆に声を変えたりとか…
でもあんまりそこまで声は変えなくても、耳には入ってくるんですよね。子どもたちは話を理解できてる。声を変えすぎるとそっちばかりに気をとられて、内容が入ってこないとかもあるのかな?(注:諸説あります)

一度手放したものをまた買い集めるっていうのも、すごく良いね。
いまでも海に行ったら探したりする?

探しますよ!
貝殻とか拾ったり、流れ着いたものを観察するのが好きなんです。子どもたちは波打ち際でカニや小魚を探したりするんですけど、私は海の中に入るのが好きじゃないので、もっぱら砂浜で何かあるかなって見ています。

流してみたことは?

流してみたことある!
ボトルメッセージ、もっとちっちゃいやつ。お土産売り場とかで売っているちっちゃい瓶の中身を出して、ちっちゃい手紙入れて。

わぁー!何て書いたの?

覚えてない~小学生の時ですよ。夢のある子どもだったね笑
届いたかどうか分からないけど…

絶対ぐりとぐらが拾ったでしょ!

といいな!

夢があるエピソードをありがとうございました~♪

絵本情報
ぐりとぐらのかいすいよく
なかがわ りえこ 作 / やまわき ゆりこ 絵
出版社:福音館書店
出版年:1977年


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